来季、タイガースの１軍コーチングスタッフが決まった。
平田二軍監督は１軍ヘッドコーチに。
まだ、正式決定はないが、二軍の投手コーチには香田勲男氏。
二軍打撃コーチには、濱中治氏の就任が確実となっている。
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香田氏は現役時代は読売、近鉄で活躍し、両球団で投手コーチも歴任。
2013年からは韓国斗山でコーチをしている。
現役時代は先発・中継ぎを経験し、読売コーチ時代には、
山口、西村、越智らの育成に携わった。
自身の経験と、読売で名だたる中継ぎ、抑えを育てた指導力で、
高齢化が進むタイガースの中継ぎの現状を打破出来る、
若手投手の育成を最優先に、活きの良い先発候補の育成にも期待したい。
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FAによる投手補強が難しくなった今、選択肢は、
現有戦力の底上げと、今回のドラフトで獲得した
「即戦力候補投手」達の早期の一軍での活躍という
コーチの「育成手腕」が大きな鍵を握り始めた。
セットアッパーとしてなら、ドラフト２位の石崎、
同４位の守屋は、そう時間も掛からず１軍で通用する力を
持っていると見ている。
同じく１位指名した横山も、最初はセットアッパーで
ということであれば、現在の１軍中継ぎ左腕の中には、
食い込めると思う。
故障から復帰の松田、日本シリーズで好投した歳内辺りと、
新人から１人でも２人でも食い込んでくれれば、
福原、安藤が元気な内に、世代交代が図れそうだ。
香田コーチには、この辺りの指導を特に期待したい。
また、浜中コーチには、2003年に４番を打ちながらも、
シーズン途中で「関節唇損傷」で失意の長い二軍生活を送ったこと。
その後、ヤクルトに移籍後も若手に混じって二軍で汗を流した経験を基に、
タイガースの若手野手に「野球が出来ることの喜び」を教えて貰いたい。
浜中コーチには、現在ヤクルトで素晴らしい選手となった山田、
野手転向をして、長打力も売りにして活躍中の高井雄平が、
二軍で、どんな練習をどれだけやっていたかも、
フィードバックして貰えればと期待している。
そして、現二軍選手のほぼ全てを把握している平田ヘッドには、
二軍から上がってきた選手は、すぐに一軍で起用するという
方針を打ち出してもらいたい。
今季の和田監督は一軍二軍の選手の入れ替え自体は多かったが、
一度も使わずに二軍に落とすことが多々あった。
一軍二軍の風通しの悪さがあると、必ずチームは低迷する。
2015シーズンは、絶対優勝という大前提の下に、
チーム全体の戦力の底上げも、大きな課題だ。
（別にこれは来季に限った話ではないが）
主力が毎年のように抜けてもすぐに、穴を埋める選手が出てくる
西武ライオンズのような「育成システムの構築」をタイガースも
目指してもらいたい！！
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