「WGC-キャデラックマッチプレー選手権2015」2日目を迎えた松山英樹。
初日は、アレクサンダー・レビを相手にシード選手としての風格さえ感じさせる5&4の圧勝劇を魅せた。
2日目は同じグループ16のジュースト・ルイテンとの対戦となる。松山がルイテンに勝利、同16グループのケビン・ナが敗れれば、今日松山の決勝トーナメント進出が決まる。
大会前にマッチプレーは「得意でも苦手でもない」とコメントしていた松山だったが、初日の戦いは終始相手をリードし続け、プレーでも先手を打ち付け入る隙を与えないゴルフを魅せた。
初日に松山がレビに勝ち、3戦目に対戦するケビン・ナが初日にルイテンに敗れているため、今日松山がルイテンに勝利し、ケビン・ナがレビに敗れれば、2日目で松山の決勝トーナメント進出が決まる。
2日目も初日の様な安定感のあるゴルフを期待したいが、世界ランク44位のルイテン相手にどの様な展開となるか?
1番562YPAR5。
松山のティーショットは289Yの飛距離で左ラフへ。残り249Yのセカンドはグリーン手前、バンカーを挟んでピンまで約28mの地点。
ルイテンのティーショットはフェアウェイをキープし、セカンドはグリーン右僅かに外れピンまで残り約15mの地点へ。
松山の3打目アプローチはピン約2.1mまで寄せるも、4打目、5打目のパットを外し痛恨のボギーを叩く。
ルイテンは、パーセーブ。
松山スタートホールで痛恨の3パットを叩き、ルイテンの1UP松山1DOWNスタートとなる。
2番200YPAR3
ティーショットは互いにグリーンを捉えられず、松山はグリーン奥カラー付近、残り約12.8m。
ルイテンもグリーン右へ僅かに外すも、残り約5.7m。
松山は2打目をピン約2.4mまで寄せパー。ルイテンもパーで、このホールはハーブ。
3番480YPAR4 松山は早めに巻き返したいところ
松山のティーショットは左へ曲がり、ラフへ。残り184Y地点。セカンドはグリーンを僅かにオーバーし、ピンまで約7.6mを残す。
ルイテンのティーショットはフェアウェイをキープ。セカンドは2オンするもののピンまで残り約13mを残す。3打目のパットは約1.6mに寄せ、パーセーブ。
松山は3打目をピン約2.1mまで寄せるもパーパットを外し、ボギー。
3番もルイテンが獲り、ルイテンの2UPとリードを広げられる。
4番428YPAR4 そろそろ、こちらに流れを持ちこみたい。
松山、296Yのティーショットはフェアウェイ左目、残り128Y地点へ。セカンドアプローチは、グリーンを僅かに外しピン約6.7mへ。
ルイテンは2オンさせるが、ピン約13mを残す。
松山の3打目は、あわやバーディーパットという絶妙なタッチもパーセーブ。
ルイテンもパーとし、4番はハーブ。
5番606YPAR5
両者ティーショットはフェアウェイ右目、ほぼ同じ位置へ。セカンドは僅かにフェアウェイ左右に散らばるも、互いに残り70Y地点へ。
松山の3打目アプローチは、ピン奥へ3オン、ピン約9.1mへ。ルイテンも3オン、ピン約5.2mに寄せる。
松山の4打目のパットはナイスタッチも、パーセーブ。
ルイテンもパーとし、このホールもハーブ。
松山にとっては厳しい展開が続き、依然松山の2DOWN、ルイテンの2UP。早く1ホール獲りたいところだ。
6番429YPAR4
松山のティーショットは210Yの飛距離で左ラフへ。残り175Yを残す。
ルイテンのティーショットは290Yを飛ばし、フェアウェイ左を僅かに外すもライは良く残り94地点へ。
松山のセカンドはグリーンをオーバー、ピン約25mを残す。3打目でピン側90cmまで寄せパー。
ルイテンは約2.4mのバーディーパットを外しパー。ここもハーブとなった。
7番473YPAR4
ティーショットは両者ほぼ同位置へ。残り176Y松山のセカンドは2オンならず、グリーン右ラフ、ピンまで約10mへ。3打目は惜しくも入らずパーセーブ。
ルイテンは2オン2パットでパー。このホールもハーブとする。
8番449YPAR4
松山のティーショットは右へ曲げてしまい、フェアウェイキープならずラフ、残り149Y。
セカンドはグリーンをややオーバー、ピン約6.7mを残す。
ルイテンは2オン、ピン約9.1mに着ける。バーディーパットは決まらずパー。
松山の3打目はピン側約30cmまで寄るもカップインならずパーとし、ここもハーブ。
9番183YPAR3 前半上がりホール。後半に向けここは獲っておきたいところ。
松山、ルイテン共に1オン。
松山はピンまで約5.2m、ルイテンは約5.8mを残し、両者バーディーパットは入らず、パーセーブでハーブ。
ティーショットが曲がる、アイアンショットの正確性も悪く、前半は松山らしくないゴルフが続いた。
昨日もバックナインでバーディーを連発しただけに、松山の高い調整能力で後半の巻き返しに期待したい。
10番467YPAR4
松山の291Yのティーショットは、フェアウェイ左目をキープし、残り174Y地点へ。
セカンドは2オンに成功し、ピン右手前約8.2mに着ける。
ルイテンも2オンし、ピン約7.3mの位置へ。
松山の3打目パットは僅かに外れパー。ルイテンも2パットで、後半スタートもハーブ。
依然、松山2DOWN、ルイテンの2UPが続く。松山、パッティングのタッチはいいだけに、いつもの正確なショットを取り戻し、一気にチャージを掛けたいところ。
11番405YPAR4
松山のティーショットは大きく左へ曲がりラフへ打ち込み、残り142Y地点。セカンドショットはショートし2オンならず、グリーン手前ピンまで18mを残す。
3打目は約1.2mまで寄せるもパー。
ルイテンは2オン2パットでパー。ここもハーブとなる。
12番336YPAR4
両者、1オンを狙い1オンするも、松山はピンまで約21.6mを残し、ルイテンは約11.6mを残す。
お互い1オン3パットのパーとし、ここもハーブ。
13番175YPAR3
松山は1オン、グリーン真ん中へピン約6.4mへ。2打目バーディーパットは惜しくも入らずパー。
ルイテンも1オンするが、距離が残り2パットのパーで、ハーブ。
パットのフィーリングは良さそうで、このホールはショットも正確さが戻った。ハーブが続く膠着状態を打開したい。
14番440YPAR4
松山、296Yのティーショットはフェアウェイをキープ。残り185Yのセカンドはベタピン約1.5mに寄せるスーパーショット。このバーディーチャンスはしっかり決め、今日初バーディー奪取。
ルイテンは、2オンならず、パーとし今日初めて松山がこのホールを獲り1UP。
松山らしい切れのあるショットが出て、松山1DOWN、ルイテン1UPとなった。
15番395YPAR4 このまま波に乗って早くオールスクエアに持っていきたい。
松山の297Yのドライビングはフェアウェイ左目をキープ。残り128Yのセカンドはあわやイーグルのスーパーショットでピン約50cmへ着け、連続バーディー奪取。
ルイテンは、セカンドショットをグリーンサイドバンカーへ入れてしまい、パーセーブ。
松山の連続バーディーで、オールスクエアとする。
【松山 15番 スーパーショット~バーディーパット映像】
(映像:WGC公式HPより)
16番344YPAR4 これも松山らしいチャージが掛かり始めただけに、一気にリードを獲りたいところ。
松山のティーショットはフェアウェイキープ。106Yのセカンドは2オン、ピン約3.9mへ。松山はこのパットを沈め3連続バーディー。
ルイテンは2オンし、ピン側2.1mに寄せるも決めきれず2パットでパー。
松山は見事な爆発力を魅せ、ついに松山の1UPと逆転した。
17番230YPAR3
松山のティーショットは1オンならず、グリーン手前、ピンまで約7.6mへ。2打目アプローチはピン約1.8mまで寄せパーセーブ。
ルイテンは1オンするも2パットでパー。このホールはハーブ。
18番525YPAR5 このまま18ホールで勝ちきりたい。
297Yの松山のティーショットはフェアウェイ真ん中をキープ。残り245Yのセカンドは見事2オンし、ピン約3.3mに寄せるスーパーショットを魅せ、イーグルチャンス。
ルイテンは2オンを狙うもグリーンに届かず、3オンさせピンに寄せるもバーディー。
松山は、イーグルパットを見事に沈め、最終ホールも獲った。
【松山 18番 セカンドスーパーショット~イーグルパット 勝利の瞬間映像】
(映像:WGC公式HPより)
前半苦しんだ松山はルイテンに対し「2UP」とし、見事な逆転勝利で予選2勝目を挙げた。
先にホールアウトしたケビン・ナが勝ったため、決勝トーナメント進出は明日に持ち越しとなった。
前半、ドライバーが曲がり、アイアンショットの精度も悪い中我慢のゴルフを続け、後半に入り修正し猛チャージを掛けた辺りは、実に松山らしいゴルフを魅せた。
明日は、予選では一番の強敵となるケビン・ナとの対戦。
やはり松山本人が言う通り、今日はスタート数ホールの重要性が如実に出ただけに、明日は楽な展開に持ち込めるゴルフが期待される。
今日は、松山の底力を改めて認識させられた1日となった。
(大会3日目 決勝進出決定 速報記事はこちら)
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